茜にプロポーズをした翌日
二人は茜の自宅で待つ蒼と右京に、婚約の報告にやって来た。
インターフォンを押すと、5秒と待たず二人が飛び出してくる。
前夜茜が帰らなかった為、プロポーズは成功したのだろうとは思ってはいたが、晃からは何の連絡もない上に携帯もメールも繋がらず、二人でヤキモキしていたらしい。
明らかに寝不足の二人には眩しく感じる太陽のような笑顔で晃は言った。
「茜にはプロポーズにOKしてもらえたよ。
もう帰すつもりはないから、今日は身の回りの荷物を持ち帰るよ」
「はぁ? ついに恋のウィルスに侵されて思考回路がぶっ飛んじまったらしいな。
こっちは一晩中心配していたのに来るなりそれかよ?
OKしてもらったからって、舞い上がってんじゃねぇよ。
心配してたこっちの気持ちも考えろよな」
「…あぁ、右京はともかくとして、蒼には悪かったね」
「俺はともかくって…ひでぇやつだな」
「だって二人も甘い夜を過ごしていると思っていたんだよ。
連絡なんて野暮かなって思ってさ…っ!イテテッ」
右京は赤面し晃の脛を蹴り上げた。



