君の代わりに抱きしめる暁はどんどん僕を置いて大きくなっていく。
だから僕は、不安で君を再び失ってしまうような気持ちになってしまうのかもしれない。
大気に君を感じる時にいつも思う。
どうして君はこんなに優しくて強いんだろうね。
それが母親って言うものなのかな?
僕は父親なのに、泣き言ばかり言っている気がするよ。
――晃…大丈夫。あなたなら立派に暁を育てられるよ――
茜の声が聞こえた気がしたのは気のせいだったのかな
いや、きっと気のせいなんかじゃないよね?
僕が迷ったり、苦しい時には、君はきっと僕の傍で見つめていてくれるんだろう?
きっとハラハラしながら僕に何かを訴えているんだろうな。
茜。僕は君がその身で育んだ命を大切に育てていくよ。
だから僕をずっと見守り支えていて欲しいんだ。
君はいつだって僕の傍で一緒に暁を育ててくれているんだろう?
分かるよ。
だって瞳を閉じればいつだって君を感じることが出来るのだから。



