「晃君、育児ノイローゼ?」
暁に会いたがる杏を連れて遊びに来た蒼は晃の疲れた顔を見るなり、仕事が大変なのかと心配してきた。
晃が悩みを打ち明けると呆れたように大声を出したのがこのセリフだ。
「ノイローゼじゃないよ。
ただ、暁が小学校に入ってからどんどん雰囲気や言葉使いも変わっていって…
僕は子供の成長の早さに戸惑っているんだ」
「それは暁がちゃんと成長している証拠じゃない。
男の子なんだもの小学生になって友達が増えたら、多少乱暴な言葉を使ったり、行動が荒っぽくなったりするのは当たり前でしょう?
急に活動範囲が広くなるのもこの頃からだし…。
自分にも覚えがあるでしょう?
晃君が悩むような事じゃないと思うけど?」
「最近暁の考えている事もだんだんわからなくなってきたんだ。
僕よりも友達といるほうが楽しいみたいだし…。
どう接していいか分からない事もあるんだ」



