「茜、だいじょうぶか?」 晃が傍にいてくれる。きゅっと握る手に力がこもる 痛みに意識を引きずられながらも返事の代わりに手をきつく握り返す 二人でならばきっと乗り越えられるはず… ひときわ大きな激痛の波が私を襲い満身の力で命を生み出す 絶叫とも悲鳴とも付かない声が私の中から絞り出される 身を引き裂かれる痛みと共に何かが私から離れていった。 失いかける意識の中で私は天使の鳴き声を聞いたような気がする