【長編】ホタルの住む森


赤い宝石の魔法にかかったように、体が痺れてゆく

ゆっくり首筋をすべるあなたの唇の感触がとても心地いい


「あきら、愛しているわ…」

呟くように歌うように何度も何度も繰り返す。

「僕も愛してるよ…」

耳元で囁かないで。力が抜けて立っていられなくなるから。

力が抜けてしまった私を抱き上げてベッドに横たえると、ブラウスのボタンを「面倒くさいの着てるね」って笑いながら外していく晃。

「こんな予定じゃなかったもん」って反論したら、「予定していたら脱がせやすい服を着てくれた?」って…。

やっぱり晃って意地悪だ。

面倒くさいって言ってる割には手早いし?