―公園―

私はすぐに後ろから降りた。
そして彼の方を見たら、手でベンチの方を指していた。

私がベンチに座った後、彼も少し間を空けて座った。


「もう、雰囲気でわかるよね。」
「うん。」

始めて来た公園。
端っこにあるベンチに座ったせいか、公園が広く見える。


「言ったよね。告白してみなきゃ、ダメかなんてわからないって。でも俺にそんな勇気ないんだよね…。相手の気持ち分かってからってから言うのも、なんか嫌なんだけどさ。」


「前に言ってたじゃん。男が信じられないって。だから…その…俺の傍に来ない?っていうか…。
なんかくっさい事言ったね」

「そんな事ないよ。」






「俺と付き合ってほしい。」