あ。 水上って笑うとほっぺにえくぼでるんだな……。 可愛い。 水上はタンポポにそっと鼻を近付ける。 「ふふ、焦らなくても大丈夫だよ。 これ、ちゃんとタンポポだから」 水上はそう言うと、俺を見て再び笑い出す。 「な! い、いつまで笑ってんだよ!」 「だって……うふふ。 本当に摘んできてくれるなんて思わなかったから……。 それに高校生の男の子がタンポポ摘んでる姿を想像したら、何だか面白くって……」 水上が笑いを堪えている姿を見て、再び俺の心臓は忙しく脈打ち始めた。