窓のない窓際

 
俺は残っていたメロンソーダを一気に飲み干した。


喉が乾く……。


ヤバい……ヤバい……。


俺、どんどんハマってく……。


このままじゃ俺……もしかして……。


「宮本くん?」


不思議そうに俺を見つめる水上と目が合った。


だ───ッ、くそ!


「そ……そろそろ出ようぜ」


このまま見つめ合い続けたら狂いそうな気がした。


俺は伝票を持って席を立った。


「あ……あ……待って……!」


水上が慌てて俺の腕に体を寄せてきた。


「!?」


腕に伝わる水上の体温……。


恥ずかしそうに俺を見つめる今にもこぼれ落ちそうな大きな目……。


「は……はぐれちゃうから……その……」


反射的に俺は水上の体をグッと引き寄せていた。


「きゃ……」


水上の体がどんどん熱くなる。


「宮本く……」


あー……。


まあ……いいか?


別に今日くらい狂っても。