窓のない窓際

 
「み、水上!?」


混乱する俺。


そんな俺を見て、水上はふっと笑った。


「えへへ……。
目にゴミ入っちゃった」


そう言って目をゴシゴシこする。


ゴ……ゴミ!?


へたっと腰が抜けた。


「いきなり泣くからビビったじゃねえか!」

「あはは、ごめんなさい」


水上が髪をいじりながら再びゆっくり下を向いた。


「確かに……」


髪を指に絡めては解く。


そんなちょっとした仕草さえ様になる。


目が離せない。


「確かに、最近元気なかったかも……私」


水上が薄く笑う。


「でも、宮本くんのおかげで元気出たよ」


水上はじっと俺を見つめた。


「ありがとうね」


そう言ってふんわりと笑った水上の頬にはえくぼが現れた。


水上の笑顔って……ホント可愛い……。