店員も、そして水上も驚いた表情で俺を見る。
「んで飲み物はメロンソーダとコーラをLLサイズで……」
「ちょちょちょちょ……宮本くんッ!」
水上が慌てて俺の言葉を遮った。
「私食べないよ!?」
「だめ」
「だめって言われたって……お金もそんなに持ってないし!」
「おごる」
「そんな……悪いからいいよ!
私はいらな……」
「うっせーなー……」
俺は水上のおでこを軽く指で弾いた。
「……ッた!」
「うるさくしたから罰。
ちょっと黙ってろ」
水上はおでこを両手で押さえて俺を見た。
「あ、あとチョコレートパフェとカスタードプリンとチーズケーキも2つずつ」

