男と寝ることも、派手な服装なのも、周りの大人はみんな口々に由美に言った。


『自傷行為。ただのバカ』


自傷行為と言われればそれまでなのかもしれない…。

でも、それは違う。

由美は純粋すぎて、傷ついた自分を癒す方法がわからないだけ。

だからこそ…あんな方法しか思い浮かばなかったんだよ…。



もう由美は傷ついちゃダメだ。

私が守らなきゃ…。


由美に私がしてあげられることはないか悩んだあげく…出た答えは、毎日放課後は由美と会うこと。

由美は私の提案に笑顔で喜んでくれた。

それから私たちは毎日のように会った。