由美のお陰で夢に向かって一歩歩み出せた。


由美ってすごい…。


いつものんびりしてるのに、いざとなるとちゃんとした考えを持っていて…。


そんな由美に憧れる。



それぞれ進学先が無事に決まり、中学を卒業した。

やっぱり…卒業はすごく寂しかった。

あと、たまらなく由美のことが心配で…。

由美の心は繊細でもろい。

まるでガラスみたいな…少し傷が付いただけでも砕けてしまいそうな心…。

由美の実態を知った奴らは言う。


『あいつ、超汚れてる…』


私は何度もこんなことを言う奴らをボコボコにしてきた。