さっき初めて聴いて、全然気にしてなかったのに。 あのフレーズが、暗示のように、頭の中で響く……。 ……ィン、キィン ……チィーン、……コォン ……チィーン …キィン ……チィィン、…コォン 空気の触れる音色が、小さく耳に響く……。 自分の心臓の音が、おかしいくらい高鳴っている。 のぼせそう……。 「……ひとみさんの夢、俺が、叶えてもいい?」 ドクンッと、克巳の言葉に、胸の鼓動が一際ハネあがる。 「―――……えっ?」 夢って、もしかして……?