「ひとみさん、外行こう!」 「えっ?」 寒いのに? 「雪が、やんでる」 克巳は、毛布を肩からかぶって言った。釣られて、同じように私も毛布をかぶり立ち上がる。急に、おかしくなるなんて、もしかして……。 私は、克巳の開けたドアから外へ出た。 そして、私は、息を飲んだ。 満天の星空の真上に、冴えた満月が強く光を放つ。