想像がつかないけど 「綺麗なんでしょうね……」 「うん」 頷いて笑う克巳の顔が、まるで少年のように輝いていた。 「俺、どおしても見たい景色があって、このバイトを10年やってるんです」 「10年!? ……って言うと小学校、6年生くらいからってこと?」 いったい、どんな景色を見たいの? 「はい、夜のダイヤモンドダスト、しかもクリスマスイブの夜に」 「夜のダイヤモンドダスト?」 夜に、そんな景色がみれるのかしら?