やっべ…




可愛っ…




ってそんなこと思ってる場合じゃなくて…




「メンバーでちょっと話してたら遅くなったんだ…」




「じゃあ、嫌いになってない…?」




いつもより弱々しい夏菜の声。




俺を見上げる、涙がたまった瞳。





「…んっ…」





抑えきれずにキスをした―…





唇が離れて瞳が重なった。




「尚、おかえり。」




「ただいま。」





家には待っている人がいる。




それはすごく幸せなことだと思った。






End.