靴箱…

運動場…

大きい校門…

春になると桜が満開になる木…

小さな公園…

私の家…

愛の家…

気付くと私は
愛の家まできていた。
今まで愛と一緒に下校してきた
道を通って。

ピンポーン…

『はい。』

愛の声だ。

「…私。泉美です。」