君と過ごした、たった数週間(短編)

最後の教習日

何も変わらない、いつも通りの朝だった。

前の日の夜も、颯斗くんと電話をした。

いつものように夜遅くから話し始めて、

気づけば外が明るくなり始めていた。




「そろそろ寝ないとね」




そんなことを言いながらも、

なかなか電話を切ることができない。



結局、朝まで話して、

少しだけ眠ってから最後の教習へ向かった。




今までと何も変わらない。

夜は電話をして、少し眠って、

朝になったら教習所で会う。




そんな毎日が、私たちにとって当たり前になっていた。