溺愛不可避



***



「おい愁!朝日奈、また彼氏と別れたって!」

「知ってる」


開口一番、「おはよう」より先に
俺の机に勢いよく向かってきたのは


出会った中で1番うるさい中学からの親友
勢川 遥斗(せがわ はると)だった


「お前、何年片思いしてんだよ!
いい加減告白しろって!!!」


「……したよ」


「ああ!ほら!今、朝日奈のクラスにサッカー部の木崎が向かっていったぞ!急がねーと!!」


「だから、したんだって。」


「なにを?!」


「…………告白」

「え?」


一瞬の沈黙
遥斗は俺を見ながら固まった


「付き合ったよ」

「はあああああ?!?!」