溺愛不可避



答えた瞬間
昨日のことを思い出した。


『大正解』


いつも私の頭を撫でてくれる大きな手。


私が泣くたびに、何も言わずそばにいてくれた人。



ずっと一緒にいたのに
昨日は初めて見る顔をしていた。



「……」

「……愛?」


「私ね、今ちょっと不思議な気分」


「不思議って…」

里奈ちゃんは呆れたように笑った。



「本当に、不思議なの!!」

「なにが?」



「今まで彼氏ができても、
こんな不思議な気持ちにならなかった」

「…うん」



「昨日からずっと、愁くんのこと考えちゃうし…」


まるで頭の中を支配されてるように
コントロールができない。