溺愛不可避



びっくりして肩をすくめると
里奈ちゃんが私の両肩を掴む



「まさか、また雰囲気に流されたんじゃないでしょうね?!」

「ち、違うよ!」



里奈ちゃんはさらに真剣な顔で私を見つめている。


どうしよう。
そんなに心配させちゃったかな。


「てゆうか、愁くんって言った今?」

「うん」


「……愁くん?」

「うん」


「……蓮井くん?」

「そうだよ」



「…………」
「…………」


「ええええええええ?!?!」



また教室中に響き渡る大声。

里奈ちゃん、今日すごく元気だなぁ。