そんなの聞いてません!

時は2週間前に遡る…

「結月ー。
さっき天狼学院から連絡がきてさ、お前、首席入学でしかも入学式で代表挨拶を頼むって内容だったんだ。一応挨拶のことは前向きに検討しますって言っといたぞ〜」


朝のまだ少し冷たい空気に大きな声が響く。


嬉しそうなお兄ちゃんと眠そうに目をこすっている私。


その温度差はただでさえ歴然だった。


そこに代表挨拶という爆弾が今、投げられた。


「え?私な首席?入学式の挨拶?そんなの私、」


「別に無理にとはいわないぞ。」