そんなの聞いてません!

プロローグ

春の心地よい風が吹く。


ストレートに伸びた髪がふわりと舞う。


誰かが噂をする。


「あれ…可愛すぎない?」

「一年生かな?同じ学校の制服着てるし。」

「たぶんそうでしょ。そういえば私、噂で聞いたことあるよ。今年、あの神代先輩の最高入試成績を抜かした子が入学してきたんだって。その子はあり得ないくらいの綺麗な人だって…」