「ねぇ優〜」
少し遠くにいる友達が
話しかけてきた
「なぁに〜?」
このあとの言葉が
衝撃の一言だとは
思ってなかった私は
何も考えずに返事をした。
「最近バイトどう〜?」
え…?
バイト………?
なんでそれを今?
でも分からないわけじゃない。
その子と先生は仲がよかった。
先生は他の先生とは違う
生徒目線での会話もしてくれる
優しい先生。
もちろん秘密でだけど。
だから…
先生にバイトの話をしている子は
少なくなかった。
でも…
でも私は
目の調子は悪いし
風邪も引きやすい
先生だけじゃなく
私が通うこの高校の先生たち
みんなに心配をかけて
生きているとも言える。
だから
校則違反なんて…
絶対してはいけないこと。
私がこの学校で頑張れているのは
先生たちが
見守ってくれているから。
それに少しでも応えたくて
頑張っているつもりだった。


