「俺と付き合ってくれる？」
健はもう一度
確認するかのように聞いた。
私…
健と付き合っていいかな？
恋をするのは初めてじゃない。
恋をするたびに
進展があるたびに
本気になるたびに…
目の事を考えて
マイナス思考になっていく。
今まで付き合ってきた人も
健と同じように
私の話を聞いてくれて
理解してくれた。
迷惑をかけることが
多いかもしれない…
けど私も健がすき。
「私でいいの…？」
「いいに決まってんだろ」
「また泣いちゃうよ」
また涙が溢れだす。
「あ、
いいに決まってるじゃなくて
優がいいんだ。」
健は照れ笑いしながら
私の頭をなでながら
そんな事を口にした。
健、大好きだよ。
