好きになった人は、友達の好きな人でした。

中二の一月、私たちは修学旅行にも関わる班のメンバーで誰を誘うか話し合っていた。
班は女子三人、男子三人で構成される。
花奈と愛唯(あい)と私で話した結果、誘う男子は花菜の好きな人と、私と仲のいい男子(2人いる)を誘うことになった。

愛唯に「透真(とうま)誘わなくていいの?」と聞かれたけど誘わなかった。
彼―透真は一応幼馴染。
幼稚園は同じだったけど、小学校は違かった。
で、中学で再開した。
彼は顔が整っている。
有名なアイドルに似てるとも言われている。
…親たちの中でだが。
モテそうだけどモテない理由がある。
性格がとにかく塩なのだ。
ほんとうにもったいない。心から思う。
そんな彼のことを私は「推し」と呼んで、毎日かっこいいかっこいいと騒いでいる。
本心は1ミリもそんなこと思ってない。
なのに、どうして口からでまかせがでてくるのか。
こんなわたしきらい。