遥希はそれ以上私を見ることもなく、何事もなかったかのように前を向いた。 まるで、私のことなんて最初から知らない、ただの初対面のクラスメイトであるかのように。 それに……遥希、こんなに冷たい目してた……? 窓から差し込む秋の陽だまりはこんなに暖かいのに、私の右側だけ、冬の冷たい風がずっと吹き抜けているような気がした。