『欠陥品だがくれてやる』と下げ渡されましたが、英雄騎士の旦那さまは私を激重愛で離してくれません

ファンタジー

完

木登/著
『欠陥品だがくれてやる』と下げ渡されましたが、英雄騎士の旦那さまは私を激重愛で離してくれません
作品番号
1795251
最終更新
2026/10/30
総文字数
47,561
ページ数
100ページ
ステータス
完結
PV数
21,829
いいね数
7
『欠陥品リリアーナなら勝利の褒美としてくれてやるよ!』

八年間、訳あって王太子シルバの婚約者になり、虐げられてきた男爵令嬢リリアーナ・サルバル。

かつては天使のように美しいと称えられた彼女も、心身をすり減らし、今では笑顔さえ浮かべられなくなっていた。

すべてのはじまりは、八年前。
十歳のリリアーナは、神殿の中庭で猫に襲われた小さな白い生き物を助けた。すると、その生き物は竜の子だと大騒ぎに。竜に選ばれた娘として、王太子の婚約者にされてしまったのだ。

けれど、期待された竜の加護は一向に現れず、王太子からは嘘つきと罵られる日々。おまけに、貧乏な男爵家の娘であるリリアーナを、誰も助けてはくれなかった。

そんな彼女の心を癒やしてくれたのは、戦争中に慰問先の療養所で出会った英雄騎士グレイ・アザールだった。

そして、戦争終結を祝う神殿での報告会。
王太子の暴言に耐えていたリリアーナは、グレイに助けられる。

「俺は貴方の味方です」

初めて自分を守ってくれた人の優しさに、リリアーナの目から思わず涙がこぼれた。

ところが、グレイを妬んだ王太子は、腹いせにリリアーナを勝利の褒美として彼に押しつけてしまう。

「そのお言葉、謹んでお受けいたします!」

なんとグレイは、その場でリリアーナを新たな婚約者にすると宣言!

「俺は貴方を必ず幸せにします。俺も貴方と、一緒に幸せになってもいいですか?」

憧れの騎士から突然の求婚。
夢のような出来事に戸惑いながらも、リリアーナは王太子との婚約から解放され、グレイの婚約者となる。

けれど、彼女はまだ知らない。
グレイが自分に向ける想いも、八年前に助けた竜の子がもたらす、本当の奇跡も――。

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