1年限定の小悪魔バディは、私を離してくれません。

手汗で布地が少し湿っていくのが分かった。冷房が効いているはずの舞台裏なのに、じっとりとした熱が体にまとわりついている。




『さあ、大変お待たせいたしました!!』




その時、暗幕の向こう側から、割れんばかりの大歓声とともに、司会者の男性のハイテンションな声が響き渡った。



地響きのような拍手が、足元の床を通じて私のハイヒールを揺らす。




『いよいよ、今年の「日本一美少女コンテスト」、運命のトップ4の発表です……!!』



コンテストの終わりではなく、これがすべての
始まりだとも知らずに、スタッフの人が私の背中を優しく、でも拒むことのできない力でぽんと押した。