1年限定の小悪魔バディは、私を離してくれません。

けれど、二次審査の面接に向かい、あれよあれよという間にカメラの前に立たされ、気づけば私は、全国から集まった数千人、数万人の美少女たちのごく一部として、この最終決戦の場にまで残ってしまっていた。




プライバシー保護のために本名の苗字は伏せ、下の名前だけの「遥」として登録された私の運命は、そこから音を立てて加速していった。


「緊張してる?」



ふいに隣から声をかけられ、私はビクッと肩を震わせた。



隣にいたのは、お人形さんのように整った顔立ちをした、大人っぽい雰囲気の女の子。


彼女は自分の長い髪を指先でくるくると弄びながら、鏡に向かって完璧な笑顔の練習をしている。