1年限定の小悪魔バディは、私を離してくれません。

普段なら絶対に素通りするはずの広告。けれどその日は、新しい環境への不安や、何か新しいことを始めてみたいという、本当に些細な衝動が重なっていた。




『一次審査は、お気に入りの日常写真を1枚送るだけ!』




そのお手軽さに背中を押され、「まあ、どうせ何万人も応募するんだし、記念受験みたいなものよね」と、去年の夏休みに家族で行った旅行の、満面の笑みを浮かべた写真を1枚、ポチッと送信してしまったのだ。





____それが、すべての間違い、いや、奇跡の始まりだった。


一次審査通過のメールが届いたときは、ただの迷惑メールかと思った。