1年限定の小悪魔バディは、私を離してくれません。

お腹の底を直接揺さぶるような、重苦しい重低音が、すぐ近くの壁の向こうから響いてくる。




ドクン、ドクン、というその音は、スピーカーから流れるBGMなのか、それとも私自身の心臓の音なのか、もう今の私には区別がつかなかった。



(どうしよう。本当に、どうしよう……!)




ステージ裏の薄暗い通路。

私は、華やかな衣装に身を包んだ女の子たちに囲まれながら、ただ一人、世界の終わりを迎えたような顔で立ち尽くしていた。



高校に入学したばかりの私は、どこにでもいる、本当に普通の女子高生だった。