高校生になって挑戦したかったこと、その1、アルバイト。
わたしは目星をつけていたライブハウス近くの激安の殿堂に無事採用され、働くことになった。
4月25日、出勤初日。
少し色黒でギャルっぽいけどシゴデキオーラが漂う女性の店長さんから手渡されたユニフォームに着替えた。
まずはレジからということで、早速メインフロアのレジへと向かっていく。
もちろん最初はベテランの先輩と一緒にやらせてもらう。
その先輩というのが、店長さん曰く超絶面倒見のいいオタクJK、らしい。
一体どんな人なんだろう。
昔から人見知りだから、緊張で心臓がバクバク鳴ってる。
でも、こんなんで怖気づいていたら接客なんてできない。
苦手を克服するためにも頑張らないと。
心の中で気合いを入れて、立ち向かう。
「あ!来た!こっちこっち!」
ほんのり染めているであろう明るめのブラウン色のツインテールの女性が手招きしている。
わたしはカチコチの手足をなんとか動かし、目的地へとたどり着いた。
「あ、あの…」
「店長から聞いてるよ!同高の後輩ちゃんだよね?」
「え?あ、えっと…川越第二高校1年の白鐘咲優です」
「あたしは3年の倉石光莉(くらいしみつり)。気軽にみつりん先輩って読んでね!ってことで今日からシクヨロ、さゆちゃむ!」
…さ、さゆちゃむ?
ものすごいハイテンションの先輩が現れたかと思ったらいきなりあだ名をつけられちゃったんだけど。
この強引な引力は、まさに陽の力。
御見それしました。
と内心平伏していると、お客様がいらっしゃった。
「いらっしゃいませ~!」
き、切り替え早い。
もう接客モードになってる。
わたしがその一挙手一投足を目で追っているうちに商品のスキャンは終わり、あっという間に会計まで完了してしまった。
「どう?今のでなんとなくイメージつかめた?」
「一連の流れは見えました。わたしも頑張ってやってみます!」
「おぉ、頼もしい!んじゃあとりあえず商品のバーコードを読み取ってこっちに流すほうのお仕事やってみよっか」
「はい」
と威勢よく返事をしたものの、ありとあらゆる商品が持ち込まれるためバーコードを見つけるのに一苦労し、お客様をかなりお待たせしてしまった。
そのたびに光莉先輩がフォローしてくださり、わたしはなんとか3時間のレジ修行を終えられたのだった。
わたしは目星をつけていたライブハウス近くの激安の殿堂に無事採用され、働くことになった。
4月25日、出勤初日。
少し色黒でギャルっぽいけどシゴデキオーラが漂う女性の店長さんから手渡されたユニフォームに着替えた。
まずはレジからということで、早速メインフロアのレジへと向かっていく。
もちろん最初はベテランの先輩と一緒にやらせてもらう。
その先輩というのが、店長さん曰く超絶面倒見のいいオタクJK、らしい。
一体どんな人なんだろう。
昔から人見知りだから、緊張で心臓がバクバク鳴ってる。
でも、こんなんで怖気づいていたら接客なんてできない。
苦手を克服するためにも頑張らないと。
心の中で気合いを入れて、立ち向かう。
「あ!来た!こっちこっち!」
ほんのり染めているであろう明るめのブラウン色のツインテールの女性が手招きしている。
わたしはカチコチの手足をなんとか動かし、目的地へとたどり着いた。
「あ、あの…」
「店長から聞いてるよ!同高の後輩ちゃんだよね?」
「え?あ、えっと…川越第二高校1年の白鐘咲優です」
「あたしは3年の倉石光莉(くらいしみつり)。気軽にみつりん先輩って読んでね!ってことで今日からシクヨロ、さゆちゃむ!」
…さ、さゆちゃむ?
ものすごいハイテンションの先輩が現れたかと思ったらいきなりあだ名をつけられちゃったんだけど。
この強引な引力は、まさに陽の力。
御見それしました。
と内心平伏していると、お客様がいらっしゃった。
「いらっしゃいませ~!」
き、切り替え早い。
もう接客モードになってる。
わたしがその一挙手一投足を目で追っているうちに商品のスキャンは終わり、あっという間に会計まで完了してしまった。
「どう?今のでなんとなくイメージつかめた?」
「一連の流れは見えました。わたしも頑張ってやってみます!」
「おぉ、頼もしい!んじゃあとりあえず商品のバーコードを読み取ってこっちに流すほうのお仕事やってみよっか」
「はい」
と威勢よく返事をしたものの、ありとあらゆる商品が持ち込まれるためバーコードを見つけるのに一苦労し、お客様をかなりお待たせしてしまった。
そのたびに光莉先輩がフォローしてくださり、わたしはなんとか3時間のレジ修行を終えられたのだった。



