15歳、純愛。


―――12月25日。

世間はクリスマス一色。

テレビからは有名なフライドチキンのCMや、遊園地のイルミネーション特集が流れている。

そんな今日は私、冬下雪乃(ふゆした ゆきの)中学3年生、15歳の誕生日。



「雪乃、誕生日おめでとう。」

「ありがとう、光ちゃん!」



毎年恒例、幼馴染の光ちゃん家で、ダイニングテーブルにあるホールケーキを囲って。

私は、ふぅっと勢いよくろうそくを消した。




「今日で15歳ってことは、来年には光ちゃんと結婚できるってことだよね。あ~楽しみだな~!」

「去年も同じこと言ってなかった?雪乃は本当に俺の事が好きだよね。」




光ちゃんが言うように、私は光ちゃんが大好き。

ずっとずっと片思いしているけれど、光ちゃんは全然相手にもしてくれなくて。

妹扱いしかしてくれないんだ。