おとノート

その日、私は、水曜日で、学校が五時間授業だった。
吹奏楽部に入って、ずっと忙しかった親友が、ついに今日は部活が休みだ!
「遊ぼう!」
と声をかけられて、首がもげるくらいにうんうんうなずいた。
その子とは、通学路も違くて、休み時間も委員会とかがあって、ずっと話せていなかった。
だから、久しぶりに遊べてめっちゃうれしい!
放課後、下駄箱ではち合わせして、
「今日の集合場所どこにする?」
と聞いたら、一緒にいた子と目配せをして、
「あの、今日のことなんだけど、やっぱ遊べない」
……へっ?
今日遊べるんじゃなかったの!?
それで思わず、
「なんでっ!?」
と聞いてしまった。
すると、
一緒にいた子(A)と、コソコソ話したあと、
「今日、Aちゃんも一緒に遊ぼうと思ってるの」
その子は、小6のときのクラスメートで、普通に話していた子だから、
「別にいいよ〜。みんなで遊ぼ〜」
って言ったら、
「ごめん。今日はAちゃんと2人で遊びたいんだ」
うっ……。
すると、Aちゃんが、
「私、遊ぶ2日以上前に、お母さんに誰とどこで遊ぶのを、報告しなきゃいけないから、急におとが来るって言われても無理」
でもでもっ。