「僕はずっと、あなたと結婚すると思って生きてきました」 目の前にいるのは、陸軍少尉・葛城千紘。 伯爵家の御曹司で、誰もが振り返るほど端正な顔立ちをした人。 そして――私の、婚約者。 けれど、このときの私はまだ知らなかったのだ。 彼が、私の知らないところで、ずっと前から私を想い続けていたことを。 これは、突然の縁談から始まった、私と少尉の恋物語。