ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜

「それは集中してる時のアンタの目よ。水面だけを見つめて、誰よりも速く泳いでた頃の……凛とした、強い瞳よ。誰も怖がったりしない。むしろ……」

見惚れちゃうくらい格好いい、という本音が喉元まで出かかり、夏凜は咄嗟に言葉を飲み込んだ。


その時、海斗がゆっくりと鏡から視線を外し、正面に立つ夏凜を見上げた。

ふわりと二人の距離が縮まる。

触れ合えば火傷しそうなほど近くに、海斗の瞳があった。