ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜

ブレザーのポケットから飛び出したピンクゴールドのブレスレットが、夕陽を反射して激しく光を散らす。



「……ウチがこの三年間、どれだけファッションやメイクを勉強してきたか、アンタなんかに分かってたまるもんですか!ウチがここまでこれたのは――」



感情のままに吐き出された言葉。告白の真相に触れかけた瞬間、夏凜はハッと息を呑み、慌ててプライドの鎧を被り直した。



「……と、とにかく! アンタがそんな情けない姿で笑われてるのを見るなんて、ウチの美意識が絶対に許さないの!」


夏凜はずいと腕を伸ばすと、海斗の太い手首を迷いなく掴んだ。