みるみるうちに足首の関節が赤く腫れ上がり、熱を帯びていくのが分かった。
歩けない。一歩すら、進むことができない。
結い上げていたウェーブヘアは無惨に解け乱れ、夜露の湿り気を帯びた地面の上で、夏凜は膝を抱えて丸まった。
(……なんで、ウチばっかりこんな目に遭うのよ……)
足の激痛をきっかけにして、奥底に押し込めていた悲痛な感情が一気に堰を切った。
目元を飾っていたアイシャドウが涙で溶け出し、ポタポタと冷たい石畳に落ちて濃い染みを作っていく。
歩けない。一歩すら、進むことができない。
結い上げていたウェーブヘアは無惨に解け乱れ、夜露の湿り気を帯びた地面の上で、夏凜は膝を抱えて丸まった。
(……なんで、ウチばっかりこんな目に遭うのよ……)
足の激痛をきっかけにして、奥底に押し込めていた悲痛な感情が一気に堰を切った。
目元を飾っていたアイシャドウが涙で溶け出し、ポタポタと冷たい石畳に落ちて濃い染みを作っていく。


