海斗の足が止まった。
階段の踊り場、冷たい石の角に転がっていたのは――細く研ぎ澄まされた、七センチの銀色ピンヒールだった。
華奢なアンクルストラップが外れ、ガラスの靴のように、月光を反射して寂しげに光っている。
視線を上へと滑らせると、数段上の暗がりの中、植え込みの生け垣に身を寄せるようにして、小さくうずくまる人影があった。
階段の踊り場、冷たい石の角に転がっていたのは――細く研ぎ澄まされた、七センチの銀色ピンヒールだった。
華奢なアンクルストラップが外れ、ガラスの靴のように、月光を反射して寂しげに光っている。
視線を上へと滑らせると、数段上の暗がりの中、植え込みの生け垣に身を寄せるようにして、小さくうずくまる人影があった。


