二人のお似合いぶりに打ちのめされた者同士。
すべてを察した上で、自らのプライドを守るために手を差し伸べてくれた東堂の気遣いに、美玲は指先で涙を拭うと、最高に男前で眩しい笑顔を咲かせた。
「ふふっ、光栄ですね。……生徒会長のエスコート、受けてあげますよ!」
美玲が潔くその手を取ると、東堂は柔らかく微笑み、フロアの真ん中へとエスコートし始めた。
その背中越しに、東堂は視線だけで海斗へと合図を送った。
――早く行け、と。
海斗は二人へ向けて深く頭を下げると、迷いを完全に振り切り、夏凜が消えた夜の中庭へと全力で駆け出していった。
すべてを察した上で、自らのプライドを守るために手を差し伸べてくれた東堂の気遣いに、美玲は指先で涙を拭うと、最高に男前で眩しい笑顔を咲かせた。
「ふふっ、光栄ですね。……生徒会長のエスコート、受けてあげますよ!」
美玲が潔くその手を取ると、東堂は柔らかく微笑み、フロアの真ん中へとエスコートし始めた。
その背中越しに、東堂は視線だけで海斗へと合図を送った。
――早く行け、と。
海斗は二人へ向けて深く頭を下げると、迷いを完全に振り切り、夏凜が消えた夜の中庭へと全力で駆け出していった。


