『――パートナー交代の時間を終了いたします。皆様、速やかに最初のお相手の元へお戻りください』
形式的なアナウンスの言葉が、夏凜の頭上へ氷水を浴びせかけるように冷たく降ってきた。
周囲のペアが形式通りの礼を交わし、元の位置へと離れていく衣擦れの音がフロアを満たしていく。
時間切れだ。
この手を離さなければならない。
こんなにも愛しく、こんなにも待ち焦がれた温もりをやっと手に入れたのに、またあの冷たい断絶の向こうへと海斗を突き放し、美玲の元へ返さなければならないのだ。
形式的なアナウンスの言葉が、夏凜の頭上へ氷水を浴びせかけるように冷たく降ってきた。
周囲のペアが形式通りの礼を交わし、元の位置へと離れていく衣擦れの音がフロアを満たしていく。
時間切れだ。
この手を離さなければならない。
こんなにも愛しく、こんなにも待ち焦がれた温もりをやっと手に入れたのに、またあの冷たい断絶の向こうへと海斗を突き放し、美玲の元へ返さなければならないのだ。


