「……あ……」
夏凜の唇から、言葉にならない掠れた吐息が漏れた。
逃げ出そうにも、足が竦んで動かない。
離れ離れになったはずの二人が、運命の悪戯のように、シャンデリアが揺れるダンスフロアの真ん中で再び巡り合ってしまった。
切ないバラードの旋律が静かにクレッシェンドし、二人の周囲を取り囲むすべての世界が、音もなく白く遠のいていった。
夏凜の唇から、言葉にならない掠れた吐息が漏れた。
逃げ出そうにも、足が竦んで動かない。
離れ離れになったはずの二人が、運命の悪戯のように、シャンデリアが揺れるダンスフロアの真ん中で再び巡り合ってしまった。
切ないバラードの旋律が静かにクレッシェンドし、二人の周囲を取り囲むすべての世界が、音もなく白く遠のいていった。


