海斗は隣に立つ美玲を見た。
水泳大会の後、不器用で無口な自分にまっすぐ向き合い、何度も何度も熱心に誘ってくれた。
仮ペアとはいえ、申請書を生徒会へ提出し、こうして今夜のプロムにパートナーとして並び立っている。
自分の都合で、開演の数分前にパートナーを捨てて逃げ出す。
そんな無責任な真似をすれば、美玲のプライドを学年中の面前で粉々に踏みにじることになる。
夏凜への張り裂けそうな想いと、美玲に対する義理立ての板挟みになった。
自分は告げた。あとは海斗が選ぶだけだ。夏凛か自分かを。
美玲はふっと息を吐き、自らのドレスの裾を整えた。
水泳大会の後、不器用で無口な自分にまっすぐ向き合い、何度も何度も熱心に誘ってくれた。
仮ペアとはいえ、申請書を生徒会へ提出し、こうして今夜のプロムにパートナーとして並び立っている。
自分の都合で、開演の数分前にパートナーを捨てて逃げ出す。
そんな無責任な真似をすれば、美玲のプライドを学年中の面前で粉々に踏みにじることになる。
夏凜への張り裂けそうな想いと、美玲に対する義理立ての板挟みになった。
自分は告げた。あとは海斗が選ぶだけだ。夏凛か自分かを。
美玲はふっと息を吐き、自らのドレスの裾を整えた。


