ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜

「かのぴがどれだけストイックで、自分の美意識にプライドを持ってるか、ウチらは一番近くで見てきた。あいつが他人のためになりふり構わず本気配になって、放課後まで付きっきりで誰かをプロデュースするなんて、並大抵のことじゃないんだよ。……アンタ、本当にかのぴの『目的』を分かってんの?」


美玲の鋭い追及が、海斗の胸板を鋭く貫いた。


実験台という言葉の奥に隠されていた、夏凜の本当の真意。


海斗が言葉を失って立ち尽くす中、美玲は意を決したように息を吸い込んだ。