ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜

「神崎くん、かのぴのこと……本当は恨んでるんでしょ? 生徒会長に近付くための実験台にされた、都合よく利用されたって、そう思い込んで塞ぎ込んでる」


「っ……」


海斗の喉が引きつるように鳴った。


心臓を素手で握りつぶされたような激痛が走り、奥歯を強く噛み締める。


その痛々しい反応を見つめながら、美玲は静かに首を横に振った。

「ウチね、ずっと違和感があったんだ。妃菜は『東堂先輩への実績作り』なんて適当なこと吹き込んでたけど、そんなの絶対におかしいって」


美玲は一歩詰め寄り、海斗の胸元をじっと射抜いた。