中央校舎の最上階、生徒会長室の前に立った夏凜は、乱れた呼吸を整えるように深く息を吸い込んだ。
コンコン、とノックを二回響かせると、中から「どうぞ、入って」と、鈴を転がすような澄んだ声が返ってきた。
扉を押し開けると、そこは学校の敷地内とは思えないほど洗練された空間だった。
西日が大きな窓ガラスから差し込み、床のヘリンボーン柄のフローリングを淡い琥珀色に染め抜いている。
大きな執務机の前に立っていたのは、東堂貴志だった。
寸分の狂いもなくアイロンが掛けられた純白のシャツに、仕立ての良いスラックス。夕暮れの光を浴びたサラサラのナチュラルヘアは柔らかなアッシュブラウンに透け、気品と透明感を惜しげもなく放っていた。
コンコン、とノックを二回響かせると、中から「どうぞ、入って」と、鈴を転がすような澄んだ声が返ってきた。
扉を押し開けると、そこは学校の敷地内とは思えないほど洗練された空間だった。
西日が大きな窓ガラスから差し込み、床のヘリンボーン柄のフローリングを淡い琥珀色に染め抜いている。
大きな執務机の前に立っていたのは、東堂貴志だった。
寸分の狂いもなくアイロンが掛けられた純白のシャツに、仕立ての良いスラックス。夕暮れの光を浴びたサラサラのナチュラルヘアは柔らかなアッシュブラウンに透け、気品と透明感を惜しげもなく放っていた。


