氷の王子の、溶けない独占欲。












私たちはすっかり日が落ちた学校へと戻ってきた。






ガラガラ……と、静まり返った放課後の図書室のドアを開ける。












一ノ瀬先輩や胡桃くんはもう帰ってしまったらしく、室内には誰もいない。


ぽつんと点いたカウンターの蛍光灯だけが室内を静かに照らしていた。








「遠崎くん、荷物持ってくれてありがとうっ! ここに置こっか」








私はカウンターの横の大きな机を指差した。


遠崎くんはドサリと荷物を置くと、ふぅ、と小さく息を吐いた。




買い出しの間ずっと、さっき言われた『俺以外の奴に、簡単に笑いかけんな』という言葉が頭の中でぐるぐると回っていて、私はどうしていいか分からず、ずっと緊張しっぱなしだった。