氷の王子の、溶けない独占欲。





私のバッグを片手に持ったまま、私を振り返ろうともしない遠崎くんの後ろ姿。




それを見つめながら、私の胸の奥に、じわりと切ない痛みが広がっていった。










胡桃くんと楽しそうに話してたから、目障りだって思われちゃったのかな……っ。




図書室では静かにしないと、だもんね。




私は、小さく俯いてしまった。