ゆるくパーマのかかった明るい茶髪に、くりくりとした大きな瞳。
いつも人懐っこい笑顔を絶やさない彼は、委員会の中でも可愛い弟キャラとして皆に可愛がられている。
「胡桃くん、お疲れ様っ! 今日は何か用事?」
「はい! 来週からの『秋の読書週間イベント』の件で、伝言です。ポップとか、飾り付けの材料の買い出しが必要なんですけど……桜庭先輩にお願いしてほしいって!」
「買い出し? うん、私でよければ行くよっ」
私が快く引き受けると、胡桃くんは「本当ですか!? やったぁ!」と、まるで本物の子犬のようにパァッと顔を輝かせた。
「じゃあ僕、荷物持ちとして一緒に行きます! 桜庭先輩と2人でお買い物デートだなんて、ラッキーだなぁ」
「もう、デートじゃないよっ。仕事でしょ?」
クスッと笑って胡桃くんの頭を軽く小突くような仕草をする。

